今回は、女性の更年期のお話。
女性の成長過程に伴う体の変化は7年周期でやってきます。
35歳から卵巣機能が低下し脳からの指令で出される、女性ホルモン分泌の指令と実際の分泌のバランスが崩れて不調が出始めます。40歳を過ぎるとエストロゲン分泌量がさらに減少、生理周期が不規則になりやがて50歳頃、閉経を迎えます。この閉経前後10年間が更年期であり、ホルモンバランスが急激に崩れるこの時期は、心と体に不快な症状が起こりがちになります。
更年期を過ぎて老年期を迎えると、エストロゲンの分泌はほとんどなくなり不快な症状もやがておさまります。しかし、体を守ってきた働きも弱るため生活習慣病への注意が必要です。骨からカルシウムが流出し、骨粗しょう症になりやすくなり、悪玉コレステロールが増え高脂血症を起こしやすくなります。
食生活を見直し、適度な運動を続けるなど、日頃から体調に気を配るようにする事が大切です。
運動面では、ウォーキングやヨガはとても良いです。骨密度もアップできます。
ホルモンと自立神経には密接な関係があり、女性ホルモンが急激に減る更年期には自立神経も乱れやすいので、ヨガをする事により自立神経を安定させる事ができます。自立神経が整うと交感神経が緊張し過ぎることも減り、血流が保たれ冷えも改善します。
食事の面ではなるべくバランスよく、日本人にはやはり日本食がよいです。そして、タンパク質やカルシウムも意識的に。
その他、
ホルモンをサポートする、山芋、里芋、小豆、大豆
腸をきれいにする、発酵食品、納豆や味噌
血液さらさらにする、青魚、ナッツ、植物性オイル、海藻
腎をサポートする、黒ごま、黒酢、黒豆
代謝を上げる、生姜、ニンニク、玉ねぎ、きのこ、
などなど
更年期の方は、大豆、サラシナショウマ、フラックスシード、マツヨイ草、月見草油、シャタバリ、などが良いそうです。
私も40歳代に入り更年期前から、シャタバリ、ハーブのサプリメントを飲んでいます。以前よりホルモンバランスによる感情の起伏が減りました笑
女性は本能的に自分の体に意識を向けながら生きています。そして体調はいつも一定ではありません。体が重い時は、重いなりに考え工夫することが大切です。変化を感じ受け入れ、適切に対応、行動していきましょう。