モンキーマインドとは?
お猿さんのように木の枝から枝へ飛び回る行動や思考を例えた言葉で、バナナに集中していると思ったら次の瞬間には別の場所へと跳び移り、またバナナに集中…といったように、心があちこちにある状態を指します。誰でもこんな経験をしたことありませんか?何かをしようとしたけれど、途中でやめて他の事をはじめ、そのあとまた他に気が行き、また忘れていた事を思い出し…
多忙を極めたライフスタイルを管理できずにいると、脳疲労を起こし、更にモンキーマインドは悪化します。仕事や約束に焦ったりして、”今”という瞬間から離れてしまうと、モンキーマインドは追いかけてきます。
自分の中のお猿さんを観察することで、モンキーマインドを改善することができます。判断するのではなく、自分自身から少し後ろに下がって実際に起きていることを観察することで解決していくこともあります。空間と視野を得ることでモンキーマインドは消えて行き、すっきりと集中できる状態になります。焦ってバラバラになった心をじっと観察し続けると、心は落ち着くことしかできなくなります。(まるで、小さい子供がいたずらをしようとしたときにお母さんにじっと見つめられたときのように)
混乱した心はそのままにするとどんどんかき乱れていきます。混乱した心のトリックに惑わされないように、自分の中のモンキーマインドを観察する事で、そのお猿さんは落ち着きを取り戻し、自分の言うことをきちんと聞いてくれるようになります。
ヨガでモンキーマインドを改善することができます。ヨガのレッスン中、呼吸や身体の感覚に意識を向ける事で、集中力や観察力を上げることが可能になります。
または、毎日5分でもゆっくり”今”を感じる時間があると良いでしょう。私は毎朝白湯を飲む時間が好きです。
今を感じる時間を増やしご自身を観察し、小さなお猿さんの存在に気づいたら、惑わされず目を離さずじっと観察してみましょう。客観的に把握することで頭が整理され、脳疲労やストレスが解消されスッキリしてくるかもしれません。