前回は呼吸についてお話をしましたが、さらに呼吸で使う筋肉についてお話します。
呼吸には種類があり、
メインで行う安静時呼吸と
深呼吸や走った時や息切れした時、負荷の高い運動をした時に行う努力呼吸があります。
安静時呼吸時のときの吸気(吸うとき)には横隔膜や外肋間筋が働きます。呼気(吐くとき)は、筋肉が使われるというより横隔膜と外肋間筋が弛緩して胸郭が元の位置に戻り、自然と息が吐き出されます。
努力呼吸時のときの吸気(吸うとき)には、横隔膜や外肋間筋はもちろんその他に沢山の筋肉が働きます。それを呼吸補助筋と言います。主に上半身の上部にある筋肉、首や肩まわり、胸まわり、背中や肋骨などにある筋肉が吸気を助けてくれます。
呼気(吐くとき)は、上半身の下部にある腹部の筋肉が使われます。これらの筋肉が収縮すると胸郭を下側に引っ張り、縦方向の長さを縮めます。
呼吸が浅い方、(特に吸う息)横隔膜が働かず肋骨(胸郭)が開いたり閉じたりという働きがでないという方は、常に安静時でも呼吸の補助筋を使っている状態です。安静時に働かないはずの補助筋が働くので筋肉の無駄遣いをしてということになります。必然的にエネルギーを使っているので、疲れやすくなったり、筋肉の収縮状態が長いと硬くなり動きが悪くなります。首こり肩こりストレートネックにもなりやすいです。
脳に酸素や血液を送るには呼吸をして巡りを良くすることで整えられていくので、補助筋が硬いと脳にも酸素がいきにくくなります。頭痛が起きやすくなったり、肩、首の筋肉が固まりやすくなったり、背中の貼りや腰にまで影響がでる場合があります。背中の張りは自律神経にも関わって来るのでイライラしやすくなったり疲れやすくなったり、姿勢が崩れることによって体の前面が圧迫された状態になるので、どんどん悪循環になります。
姿勢が正しい状態であることは全身の筋肉のバランスが良いということ、呼吸も深まり横隔膜も動きやすい状態になります。
自分の姿勢がどうなっているかわからないという方も多いかと思います。
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